ジェクス オーラルケアレポート

歯周病とインフルエンザ(コロナウイルス)は関係がある?感染予防のため正しい歯磨きを!

歯周病とインフルエンザ(コロナウイルス)は関係がある?感染予防のため正しい歯磨きを!
更新日:2020年09月10日

歯周病とは歯ぐきの炎症から始まり、放置しておくと歯が抜けてしまう病気です。
今回は歯周病とインフルエンザやコロナウイルスとの関係を解説します。

歯周病は全身の健康に影響を与える

実は歯周病はお口の中だけでなく、全身の健康にも影響を与える病気です。歯周病と関連の深い病気はいくつかあります。

<歯周病と関連の深い病気>
•糖尿病
•肺炎
•脳梗塞
•心筋梗塞
•骨粗しょう症
•早産・低体重児出産
•肥満 など

例えば歯周病の治療をしないと糖尿病の治りが悪くなったり、逆に糖尿病の治療をしないと歯周病がなかなか治らなかったりします。またお口の中に歯周病菌がいると、食べ物や飲み物と一緒に全身へ菌が送り込まれます。歯周病菌が血液に乗って全身を回ることで、さまざまな影響が出てくるのです。

歯周病とインフルエンザの関係

例年感染者が1000万人を超えるインフルエンザ。実はインフルエンザも、歯周病と深い関係性があります。歯周病菌は特定の酵素を出すことで、インフルエンザウイルスが体内に入り込むのを手助けします。また歯周病に限らずお口の中が不潔な状態だと、インフルエンザを治すための薬の効きが悪くなると言われています。特に高齢者や妊娠中の方など免疫力が下がっている方は、インフルエンザが重症化しやすく注意が必要です。

歯周病とコロナウイルスの関係

数ヶ月にわたって猛威をふるっている新型コロナウイルス。感染力が高く、世界中で多くの死者を出しています。この感染症の原因ウイルスは、実はインフルエンザウイルスと似た型(付着様式)をしています。そのためしっかり歯を磨いたり歯周病予防を行ったりすることは、新型コロナウイルス感染の予防に効果的です。

歯周病・ウイルス感染予防に効果的な歯磨き方法とは?

歯周病予防には毛先が揃っていてフラットなものよりも、先が少し細くなっている歯ブラシがおすすめです。この細くなっている毛先は、歯と歯ぐきの境目(歯周ポケット)を清掃するために作られています。そのため毛先を歯と歯ぐきの境目に45°の角度で当てて、歯周ポケット内に入れ込むようにして磨くとより効果的です。

また歯ブラシだけでなく、フロス(糸ようじ)や歯間ブラシなども併せて使いましょう。これらは歯と歯の間を清掃するためのもので、歯ブラシだけでは落とし切れない汚れも落としてくれます。

加えて歯磨きは朝食後、就寝前の1日2回は必ず行いましょう。起床時や昼食後、夕食後なども磨けるとなお良いです。中でも就寝中は唾液の分泌量が少なくお口の中が乾燥したり汚れが溜まったりしやすいので、寝る前は特に丁寧に磨きましょう。朝や昼はどうしても歯磨きに時間をかけられないという場合は、フロスや歯間ブラシの併用は就寝前だけでも構いません。

ウイルス感染予防のために歯磨きで気をつけること

インフルエンザやコロナウイルス感染症は、感染者がせき・くしゃみ・会話をすることで飛び散ったウイルスを吸い込むことで感染します。

しかし歯磨き中はマスクができないので、どうしても唾液などが飛び散りやすいですよね。そのためウイルス感染予防のためには、洗面所の換気を良くしたり他人と歯磨きの時間をずらしたりすることが重要です。インフルエンザやコロナウイルス感染症は外出時だけでなく、家庭内感染も多く起こっています。歯磨き時は無防備であり、間接的に自分以外の唾液に触れやすいので特に注意しましょう。

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